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国産天然ガスを遠隔地へ、次世代容器で配送検証

2026年10月30日 (金)

荷主八千代エンジニヤリング(東京都台東区)は10月29日、Atomis(アトミス、神戸市中央区)、インドネシア国営エネルギー会社プルタミナとの3者で、効率的なガス配送に向けた共同研究開発契約を10月23日に締結したと発表した。MOF(多孔性金属錯体)技術を活用したガス容器について、実際のガスと運用環境で安全性や実用性を検証する。

インドネシアでは、多数の島で構成される国土全体にガス配管網を整備することが難しく、家庭用燃料としてボンベで輸送できるLPGが広く利用されている。一方、LPGの大半を輸入に依存しており、エネルギー安全保障や財政負担が課題となっている。このため、国産の天然ガスやバイオガスを配管に頼らず家庭まで届ける仕組みの構築が求められている。

▲共同研究開発契約締結式の様子(出所:八千代エンジニアリング)

共同研究では、Atomisが開発する次世代ガス容器「CubiTan」を活用する。容器内部のMOFがメタンを吸着することで、従来の圧縮天然ガス容器より低い圧力でも高密度にガスを貯蔵できる。大規模な圧縮設備を必要とせず、島しょ部や遠隔地への分散供給への活用を想定する。

八千代エンジニヤリングとAtomisは、CubiTanの遠隔モニタリングにより、ガスの配送から利用状況までを一元管理する「スマートガスネットワーク事業」を共同で展開している。今回の共同研究ではCubiTanの安全性、信頼性、経済性を実環境で検証し、同事業の東南アジア展開につなげる。

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