
▲「ロジクロス大阪大正Ⅱ」の外観(出所:三菱地所)
拠点・施設三菱地所、農林中央金庫、JA三井リース建物、MUFGファイナンス&リーシングの4社は30日、大阪市大正区で共同開発してきたマルチテナント型冷凍冷蔵物流施設「ロジクロス大阪大正II」が31日に完成すると発表した。全区画で庫内温度を変更できる仕様を採用し、冷凍冷蔵食品や医薬品など幅広い低温物流需要に対応する。
施設は地上4階建て、鉄骨造で、敷地面積2万1660平方メートル、延床面積4万5430平方メートル。最大3テナントが入居できる。大阪港と関西圏の主要消費地を結ぶ湾岸エリアに位置し、難波駅から5キロ、大阪駅から10キロ圏内に立地する。阪神高速17号西大阪線の大正東出入口から4キロ、大正西出入口から4.5キロ。動物検疫検査場所の指定や保税倉庫の許可に必要な立地条件も備える。
全区画の庫内温度はマイナス21度-プラス5度に設定でき、一部区画ではマイナス27度-プラス5度に対応する。床荷重は1平方メートル当たり1.5トン、梁下有効高は5.5メートルとし、両面バースを採用して同時接車能力を高めた。貨物構成や保管温度の変化に合わせて区画を転用しやすくし、既存冷凍冷蔵倉庫の建て替え期間中の一時利用も想定する。

▲倉庫内イメージ
事業継続面では、事務所エリアと各区画1階の電動フォークリフト充電設備を対象に、停電時でも24時間稼働できる非常用発電設備を設けた。キュービクルやパワーコンディショナーなどの電気設備は地盤面から5メートル以上の高さに配置し、浸水リスクへの対策も講じた。

▲事務所内イメージ
環境面では屋上に太陽光パネルを設置し、自然冷媒や節水器具、環境配慮型の断熱材などを採用した。建物の省エネルギー性能では「ZEB」、CASBEEでは最高評価のSランクを取得した。共用部や休憩室には国産木材を活用し、南九州産CLTを使った木造プレハブ型休憩室やOAフロアも導入した。
三菱地所にとって大阪市内のマルチテナント型冷凍冷蔵物流施設は3棟目。大阪湾岸での拠点展開を通じ、関西圏のコールドチェーン向け施設供給を広げる。
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