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独食品工場で無人EV輸送、1日1200パレット運搬

2026年11月6日 (金)

ロジスティクススウェーデンの自動運転技術企業アインライドは5日、ドイツの食品メーカー、ロレンツ・スナックスと共同で、同国ノインブルク・フォルム・ヴァルトの生産拠点に自動運転のEV4台を導入したと発表した。工場と中央倉庫の間で完成品や原材料、空パレットを輸送する。1日平均で最大1200パレットを運搬する計画で、ディーゼル車による構内輸送を電動化することでCO2排出量の削減も図る。

導入したのは、運転席を持たないアインライド製の自動運転EV4台。工場敷地内の生産設備と中央倉庫を結ぶ輸送を担い、同社のソフトウエア基盤「Saga AI」が運行計画や車両の動きを統合管理する。1台当たり1回の運行で15パレットを積載でき、往復所要時間は作業状況に応じて30~45分となる。繁忙期には通常を上回る輸送量にも対応できるとしている。

(出所:アインライド)

自動運転車両が一時的に使用できなくなった場合に備え、通常のEVトラック2台も配置する。運行中は遠隔と現地の担当者が継続的に監視・支援し、自動運転と人による安全管理を組み合わせる。車両はアインライドが所有し、運行管理も担う輸送サービス契約を採用した。

プロジェクトは5年間にわたる取り組みで、短期的な実証実験ではなく、工場物流への継続的な導入を前提としている。従来ディーゼル車が担っていた構内輸送を全面的に電動化し、充電には工場内の太陽光発電設備で生み出した電力を活用する。これにより、工場と倉庫間の輸送に伴うCO2排出量を削減し、サプライチェーン全体の環境負荷低減につなげる。

ロレンツは10月、自動運転と電動化、デジタルによる業務管理を組み合わせた物流構想「PATHFINDER」で、2026年ドイツ物流賞の3位に選ばれた。

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