ロジスティクスcycaltrust(サイカルトラスト、東京都渋谷区)は6日、物流倉庫で商品などの情報と現物を照合し、すり替えや模造品の混入を検知する「鑑定証明システム」に関する日本特許を10月2日に取得したと発表した。民生品から防衛関連物資までを対象とする真正性担保型の物流倉庫基盤として展開する。
同社によると、物流倉庫ではパレットや段ボールの解梱、ピッキング、再梱包などに伴って情報と現物の結び付きが途切れる可能性がある。WMS(倉庫管理システム)やWES(倉庫運用管理システム)は在庫の数量や位置を管理できる一方、二次元コードやRFIDなどが複製された場合、現物の真正性まで確認することは難しいとしている。
今回の技術では、商品の保有、管理、移転を示す「CoC」(管理の連鎖)と、情報の履歴を示す「CoP」(来歴の連鎖)をクロスチェックする。物流拠点を通過した現物の真正性について第三者機関からVC(検証可能なデジタル証明)を受け取り、現物の動きとデータの履歴を照合する。
さらに、異なる主体が運営する複数のAIモデルを組み合わせ、データの矛盾やリスクを測定・評価する。これにより、正規品の情報を持ちながら現物が模造品に置き換わるといった「情物不一致」の検知につなげる。
同社は、EC(電子商取引)商品に加え、航空機部品や防衛装備品など真正性の確保が重要な物資のサプライチェーンへの活用を想定する。物流倉庫をトレーサビリティーの重要な結節点と位置付け、入出庫や荷姿変更をまたいで現物とデータを照合する基盤の社会実装を進める。
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