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国交省、13年度の立入検査でトン数是正91隻

2014年5月27日 (火)

行政・団体国土交通省は27日、船舶のトン数が適正に維持されていることを確認するため、2013年度1年間に1027隻の船舶で地方運輸局などの船舶測度官による立入検査を実施したと発表した。

この結果、漁船では20%の39隻、貨物船など漁船以外の船舶では6%の52隻でトン数が適正でないことを確認したため、改造前の状態に戻すことやトン数を改造後の新しいトン数に修正することなどにより、公証されるトン数が適切なものになるよう是正した。

船舶のトン数は安全規制の適用指標や課税・手数料の徴収指標として用いられるなど、海事に関する制度全般にわたる指標として広く使用されており、船舶を用いた事業活動などの国民の権利や、船舶の備えるべき構造・設備・所要船員数などの国民の義務の基礎となっている。

このため、国は船舶の建造時にトン数を決定して公証しているが、船舶の就航後も倉庫の追加設置、甲板室の開口部閉鎖などの改造によりトン数に変更が生じることから、トン数が適正であることを確認するため地方運輸局などの船舶測度官が定期的に船舶への立入検査を実施している。