ファミマ、長野県に工場・物流センター併設拠点開設

フードファミリーマートは9日、長野県で初めてファミリーマート専用の中食工場を併設した「ファミリーマート安曇野総合センター」を安曇野市に開設し、29日から稼働すると発表した。

同社は店舗展開の拡大を見据え、商品製造体制、物流体制を強化するために安曇野総合センターを開設するもので、中食工場は丸大食品（大阪府高槻市）グループの戸田フーズ（埼玉県戸田市）が、物流センターは日本アクセス（東京都品川区）がそれぞれ運営する。

新工場は、おむすびやサンドイッチなど180品目の商品を製造する、全国で51番目の中食工場で、最新の製造設備を備えており、モデル工場として稼働していく。

施設内のほぼすべての照明器具にLED照明を導入し、物流センター部分には建物屋根へ太陽光パネルを設置するなど「安曇野市の豊かな自然と共存する施設」を目指し、環境に配慮した仕様にした。また、配送トラックには、エコドライブマネジメントシステムを搭載した排ガス規制適合車を導入している。

エコドライブマネジメントシステムは、走行距離、燃料使用量、速度、急発進、急ブレーキなど、一人ひとりのドライバーの運転状況を把握できるシステム。

■施設の概要
施設名称：ファミリーマート安曇野総合センター
所在地：長野県安曇野市豊科高家1189-1
敷地面積：9134平方メートル（2763坪）
建築面積：4516平方メートル（1366坪）
延床面積：5249平方メートル（1587坪）
構造：鉄骨造
稼働開始日：2014年9月29日

■工場の概要
施設名称：戸田フーズ安曇野工場
所在地：長野県安曇野市豊科高家1186-1
事業内容：ファミリーマート向けの中食商品の製造
製造商品：おむすび、寿司、弁当、サンドイッチ、麺類、惣菜、サラダなど
製造能力：1日最大7万食
供給エリア：長野県、山梨県のほぼ全域（210店舗）※2014年7月31日時点
敷地面積：4969平方メートル（1503坪）
建築面積：2668平方メートル（807坪）
延床面積：3410平方メートル（1031坪）
構造：鉄骨造一部二階建て

■物流センターの概要
運営者：日本アクセス
施設名称：ファミリーマート安曇野総合センター
所在地：長野県安曇野市豊科高家1189-1
事業内容：ファミリーマートへの商品の配送
配送エリア：長野県（122店舗）※2014年7月31日時点
敷地面積：4164平方メートル（1259坪）
建築面積：1847平方メートル（558坪）
延床面積：1838平方メートル（556坪）
構造：鉄骨造平屋建て