サービス・商品NX商事(東京都港区)は24日、リチウムイオン蓄電池(LiB)の輸送と保管に対応する新型「耐火性20ftコンテナ」を10月1日に発売すると発表した。ISO規格に準拠し、トレーラー、鉄道、船舶による国内輸送に対応する。輸送後は積み替えずに一時保管でき、LiB物流で発生する荷役や再梱包などの付帯作業の削減につなげる。
EVやPHEV、蓄電システムの普及に伴い、LiBの生産・流通量が増えている。一方、LiBは電解液に可燃性物質が含まれる場合があり、消防法上の危険物に該当するものもある。このため物流現場では、危険物に対応した保管場所の確保に加え、輸送や保管、荷役ごとの法令確認、工程間での積み替えや再梱包などが課題となっている。

▲20ftサイドオープンコンテナ(出所:NX商事)
新製品は、危険物保安技術協会(KHK)の性能評価試験に合格し、試験確認済証を取得した。消防法で定めるLiBの貯蔵要件を満たすことで、輸送に使用したコンテナをそのまま一時保管に利用できる。大型蓄電池や複数の蓄電池をまとめて運べるため、鉄道や船舶へのモーダルシフトや物流拠点間の一貫輸送にも活用できるとしている。

(出所:NX商事)
コンテナは20フィートサイドオープン型で、外寸は全長6.058メートル、全幅2.438メートル、全高2.591メートル。LiBのセル、モジュール、パックなどを積載できる。独自の耐火構造により外部からの火炎侵入を防ぐほか、内部で火災が発生した場合は火炎を遮断しながら高温ガスを放出し、内圧上昇や外部への延焼を防ぐ構造としている。
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