東ガス、空気圧でLNGタンク屋根持ち上げる工事を完了

開始時

荷主東京ガスは16日、茨城港日立港区内で2015年度の稼働開始を目指し、外航LNG船の受入設備となる大型桟橋、LNGタンク、ガス製造設備などを備えた「日立LNG基地」の建設工事で、タンク底部で組み上げた屋根を空気の圧力で持ち上げる方法により、上部まで浮上させる作業を終了したと発表した。

完了時

この作業はエアレイジングと呼ばれる施工方法で、茨城県でエアレイジングによるLNGタンク屋根上げ施工が行われるのは初めて。

建設するLNGタンクは、直径86メートル・高さ59メートルで、貯蔵能力は地上式タンクとして世界最大規模の23万klとなる。タンク1基で一般家庭の年間使用量34万件分に相当する都市ガスを供給できる。