財務・人事ハマキョウレックスが29日に発表した昨年4月から12月まで9か月間の決算は、主力の物流センター事業と貨物自動車運送事業が揃って増益となり、全体の営業利益は12.8%(前年同期比)増加した。
物流センター事業は売上高332億7400万円(0.1%減)、営業利益37億8600万円(15.1%増)と減収増益。前年度に新規稼働したセンターが段階的に業績に寄与したものの、既存荷主の物量が減少して減収要因となったが、業務の効率化が進み、部門利益は伸ばした。期中の新規物流受託件数は10社で、前期受託した2社を含めた12社のうち10社が稼働。残る2社は1月以降の稼働を目指して準備を進める。この結果、同社の物流センター数は78センターとなった。
貨物自動車運送事業は売上高363億4600万円(0.8%増)、営業利益15億3500万円(7.5%増)。近物レックスで運賃単価の料金交渉や新規業務の獲得が進展した。期初の原油価格高騰の影響で燃料費は前年同期に比べて4500万円増加したが、料金交渉による売上高の増加でコストアップ分を吸収した。
通期は売上高920億円(前期並み)、営業利益65億円(9.9%増)、経常利益66億円(7.8%増)、純利益34億円(10.9%増)を見込む。
[ハマキョウレックス]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第3四半期 | 2014年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 69,621 | 69,372 | 0.4% |
営業利益 | 5,325 | 4,720 | 12.8% |
経常利益 | 5,601 | 4,878 | 14.8% |
当期純利益 | 3,125 | 2,425 | 28.9% |