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常石造船、新船型「TESS35」1番船を中国で竣工、引渡し

2015年2月4日 (水)

荷主常石造船、新船型「TESS35」1番船を中国で竣工、引渡し常石造船は4日、中国法人の常石集団(舟山)造船でTESSシリーズの新船型「TESS35」(3万5300トン型ばら積み貨物船)の1隻目「ダイワンエレガンス」を竣工し、1月30日に船主に引渡したと発表した。

TESS35は3万トンクラスの中では汎用性を重視した全長177メートルとコンパクトなサイズで、柔軟に寄港地を組み合わせることが可能。TESS58と同様に4機のデッキクレーンを搭載。開口面積の広いハッチカバーと貨物艙に鉄鋼製品の輸送にも適したセミボックス型ホールドを採用することで、貨物の荷役作業がしやすくなり、荷役効率とメンテナンス性も向上させた。

プロペラ前部に取り付け、水流を整えることで推進効率が向上する複数の翼型構造物「MT-FAST」や、プロペラの推進効率を高めるTOP-GR(トップギア)技術で開発した高効率で低振動のプロペラなど、船体形状の改善や省エネ技術の投入で燃費効率を高めている。

ダイワンエレガンスの概要
船種:3万5300メトリックトン型ばら積み貨物船
長さ:177メートル
船幅:30メートル
深さ:14.5メートル
載貨重量トン:3万5300メトリックトン
総トン数:2万2600トン
主機:M.A.N.-B&W 6S50ME-B8.3TypeDieselEngine
航海速:14ノット
建造工場:常石集団(舟山)造船有限公司