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14年12月の機械輸出12%増、4か月連続増加

2015年2月19日 (木)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は19日、2014年12月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は4兆4003億円で前年同月に比べて12%と4か月連続で増加し、円安と営業日数の影響を考慮した場合の実質的な伸び率も2.8%で3か月連続増加した。輸入額の伸び率は12.6%増と5か月連続で増加した。

14年12月の為替動向は1ドル118.5円と前年から16.1%の円安となり、対ユーロでも147.3円と6.3%の円安となり、輸出額を12%押し上げた。全6地域向けがプラスで、中国とEU以外は10%を超える伸び率だった。機械輸出額の35%を占める自動車(10.3%増)をはじめ、18%を占める産業機械(11.8%増)、電子ディバイス(18.1%増)などが大きくプラスだったことも寄与している。

JMCでは15年1月の輸出について「1月は為替や春節の影響を考慮すると8.9%の増加要因となり、14年12月の機械輸出額の実質的な伸び(2.8%増)が続けば前年同期比11.9%増になる」と予測していたが、1月上中旬の全商品輸出は14.8%増だった。