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機械輸出組合調べ

3月の機械輸出動向、北米向けが21.7%増加

2015年5月22日 (金)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は3月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は4兆4986億円で前年同月と比べて9.5%増と7か月連続で増加した。為替や営業日要因を合わせて19.8%の増加要因だったことを考慮した場合、実質的な伸び率は8.6%減、2か月連続の減少となる。輸入額は3%減で2か月ぶりにマイナスとなった。

3月の為替動向は1ドル119.9円と前年から17.2%の円安となったが、対ユーロは133.4円と5.3%の円高。地域別では全6地域向けがプラスで、北米向け(21.7%増)が最も伸び、ASEAN・南アジア向け(16.9%増)が続いた。業種別では機械輸出額の33%を占める自動車(9.1%増)をはじめ、18%を占める産業機械(9.8%増)、電子ディバイス(12.7%増)などが寄与した。

JMCでは4月の輸出について「3月の機械輸出額の実質的伸び(8.6%減)が続けば前年比は0.6%減になる」と予測していたが、貿易統計速報を基にした簡易計算で4月上中旬の機械輸出は6.2%増だった。