ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本機械輸出組合調べ

1月の機械輸出、輸入額が6か月ぶりに減少

2015年3月25日 (水)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は1月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は3兆8951億円で前年同期と比べて17.2%増と5か月連続で増加し、為替や春節の影響を考慮した場合の実質的な伸び率も7.8%で4か月連続増加した。ただし輸入額は0.5%減と6か月ぶりに減少した。

1月の為替動向は1ドル119.2円と前年から14%の円安となり、対ユーロでも143.3円と0.3%の円安となり、輸出額を押し上げた。全6地域向けがプラスで、EU以外は10%を超える伸び率で、特に中国は31.2%の伸び率だった。機械輸出額の33%を占める自動車(10.2%増)をはじめ、17.1%を占める産業機械(21%増)、電子ディバイス(24.3%増)などが寄与している。

JMCでは2月の輸出について「1月は為替や春節の影響を考慮すると8.9%の増加要因となり、1月の機械輸出額の実質的な伸び(7.8%増)が続けば前年同期比14.6%増になる」と予測していたが、JMCが貿易速報を元にした簡易計算では、2月の機械輸出は2.8%増だった。