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大阪港、14年11月の内貿貨物が13.4%減

2015年2月23日 (月)

調査・データ大阪市が26日に発表した昨年11月の港湾統計(速報値)によると、同月の総取扱貨物量は684万トン(前年同期比9.6%減)となった。このうち外貿貨物は302万トン(4.2%減)、内貿貨物も382万トン(13.4%減)となり、ともに2か月連続の減少となった。

10%を超えて減少した内貿貨物は、移出が170万トン(12.9%減)、移入が212万トン(13.8%減)でともに2か月連続で減少となった。昨年7月以降、9月を除いて減少が続いている。

外貿貨物は輸出が75万トン(1.1%増)で、金属くず(24.5%減)や鋼材(2.5%減)が減少したものの、マレーシア、台湾、シンガポールでの取扱いが増加した自動車部品(10.1%増)、台湾、中国、タイでの取扱いが増加した非鉄金属(12.7%増)などが伸び、特に韓国や中国の取扱いが増加した完成自動車(33.1%増)が伸びに寄与し、3か月連続の増加。

輸入は227万トン(5.8%減)で、鋼材(33.5%増)や製造食品(9.8%増)が増加したものの、中国、インドネシア、中国(香港)の取扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(8.8%減)、中国、韓国、シンガポールの取扱いが減少した製材(9.2%減)となり、中国や香港の取扱いが減少した電気機械が12.7%減と10%を超えて減少したことが要因となり、2か月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が61万トン(4.5%増)と20か月連続の増加、輸入が204万トン(4.1%減)と2か月連続の減少となり、月間取扱量は265万トン(2.3%減)にとどまった。コンテナ個数は輸出が8万2000TEU(3.9%減)、輸入が9万7000TEU(5.2%減)で月間取扱個数は17万9000TEU(4.6%減)となり、2か月連続で減少した。

全体の入港隻数は1872隻(8.8%減)、総トン数は848万総トン(10.3%減)で、このうち外航フルコンテナ船が275隻(7.4%減)、内航フェリー船が156隻(17%減)となった。フェリー貨物は255万トン(16.1%減)で2か月連続で減少し、乗降人員は7万人(13.5%)減少した。