サービス・商品サプライチェーンソリューションを提供するマンハッタン・アソシエイツは21日、韓国のアパレルブランド「イーランド」がマンハッタンのサービスを採用し、稼働を開始したと発表した。
イーランドが導入したのは、マンハッタンのサプライチェーン・コマース・ソリューションで、マンハッタンの日本のエンジニア・チームが導入作業を担当した。
ソリューションの導入により、イーランドはよりスピーディで確実な商品配送を行う上で必要なシステム基盤を整えた。同社は既に天安(チョナン)の物流センターでマンハッタン製品を利用しており、総床面積9万平方メートル超の倉庫で300人の従業員が34万SKUに及ぶ商品を管理している。
今回のシステム導入は、マンハッタンのほかにイーランド傘下のイーランドシステム、マンハッタンの現地パートナーのバリューチェーンコンサルティング&テクノロジーズとの合同チームで行われた。
イーランドでは、プロジェクトの第1フェーズでアパレル小売子会社を支援する韓国の物流センターに焦点を当てている一方、今後は複数の地域に広がるほかのグループ企業へも展開していくことを計画で、第2フェーズでは、中国の小売事業のサポートも物流センターで行う方針。
イーランドの小売事業は、中国、日本、スリランカ、英国、米国、ベトナムを含む複数の市場にまたがって展開し、レストラン、レジャー、食料品、Eビジネス、建設といった領域でも事業を行っている。
アパレル部門のファッションブランド数は60に及び、グループの年間売上高は70億ドルを超える。日本でも昨年、SPAO(スパオ)やMIXXO(ミッソ)といったファッションブランドを立ち上げたている。