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住友三井オート、予防安全、衝突防止補助システム導入

2011年6月16日 (木)

イベント住友三井オートサービス(東京都新宿区)は16日、自社が保有する社有車200台に順次、安全走行運転を支援する車載システムを装着していくと発表した。

 

今回搭載するシステムは、予防安全システム業界をリードするオランダのモービルアイ社が開発した製品で、衝突の危険性や意図せぬ車線逸脱の危険性を認知し、運転者に知らせることでより安全で快適な運転を支援し、社会的な要請である交通の安全とエネルギー消費の低減を図る。

 

業務用のリース業界では、従来運行管理的な側面に力点が置かれていたが、同社ではさらに1歩進めて、ドライバーの安全運転を支援し、衝突の危険性を軽減すると同時に、運行コストを少しでも低減したいというニーズに積極的に答えて行くことを目指している。同社では「今後、同システムのリースユーザーニーズへの活用用途拡大を視野に入れ、自社活用による試行・検証を先行実施していく」としている。

 

新システムの導入により、(1)運転マナーの向上(ブレーキング、方向指示の使い方、前方注意)(2)衝突とそれにかかわるトータル的なコストの低減(3)運転動作解析やトレーニングのツールとしての使用(4)安全運転による燃費改善期待(5)安全運転による環境への配慮――といった効果が期待できるという。

 

単眼カメラとモービルアイ社の画像認識処理用チップ「EyeQ2チップ」で高度な画像認識を瞬時に行い、前方車両までの車間距離、歩行者までの距離、相対速度、車線までの距離を用いて状況に応じた適切な警報を発するのが最大の特徴で、警報を発するタイミングは対象物との距離と相対的な速度によってダイナミックに変化するよう構成されている。

 

また、高度なイベントデータ記録、GPS搭載による車両トラッキング、運行管理システムへの展開などのアプリケーションと連動が可能となっている。