ブラザー、物流コスト比率が0.1ポイント増加

財務・人事ブラザー工業が7日に発表した前3月期決算によると、同社の「荷造運搬費」が売上高に占める割合は2.2％となり、前の年度から0.1ポイント増加した。

売上高は14.7％増の7072億3700万円、送荷造運搬費が19.4％増の575億4100万円となり、荷造運搬費の伸びが売上高の伸びを上回った。海外で通信・プリンティング機器が堅調に推移したことや、産業機器の中国・IT関連顧客向け出荷が好調だったことに加え、円安による為替のプラス影響などから営業利益は575億4100万円と32.9％増加した。

連結（単位：百万円）	2015年3月期決算	2014年3月期期決算	増減
売上高	707,237	616,834	14.7％
荷造運搬費	15,573	13,048	19.4％
物流関連コスト比率	2.2％	2.1％	0.1P

［編集部注］
物流関連コスト比率は公表されている財務諸表から関連すると判断した数値を選び、売上高に占める比率を算出したもの。物流費の定義は企業ごとに異なる場合が多いため、厳密な指標ではなく推移を見るのに適している。