拠点・施設常総国道事務所は24日、今月7日に開通した圏央道神崎IC-大栄JCT間の交通量をまとめ、公表した。
まとめによると、同区間の開通で常磐道から東関東道がつながったことにより、圏央道の利便性が向上。神崎IC-大栄JCT間の交通量は1日8400台で、既存開通区間の稲敷東IC-神崎IC間は、開通前の2500台から開通後は9300台へと3.7倍に急増した。
千葉県成田市の朝日森運輸は、つくば市の企業から成田市の自社拠点までの移動時間が90分から50分へと大幅に短縮。同社は圏央道の開通を見込んで同市に新たな物流施設を建設しており、「利便性の向上を実感している」という。
同社が精密機器をつくば市の企業から海外へ輸出するために物流施設に輸送しているが、振動・揺れの少ない高速道路を長く走行できるため「スムーズに安心して運べるようになった」とも話している。