インフォマート、「全国特産品Mart」を開設

ロジスティクスインフォマート（東京都港区）は14日、全国の特産品を集め、取引を支援する「全国特産品Mart」を8月1日から開始すると発表した。限られた地域で流通・消費されている優れた食品・食材を、全国の飲食店や小売店へとつなぐことで、「地域発のBtoB取引活性化」とそれに伴う「食を通じた地域活性化」を目指して取り組む。

1998年から提供しているBtoB取引支援サイト「FOODS Info Mart」で培ったサービスノウハウと、全国の利用企業2万3000社のネットワークを活かし、地域の特産品などの食品・食材と飲食店・小売店の取引を支援する「全国特産品Mart」を立ち上げる。

同社が利用企業へ事前に告知した結果、既に約80社の企業が賛同していることから、「今後も多くの企業の参加が見込まれる」としている。全国特産品Martによって、日本各地の特産品を扱う企業情報が全国の飲食店・小売店へと流通することで「新たな商流や食ビジネスが生まれる」と期待している。

全国特産品Martを利用することで、売り手企業は販売ルートを全国に広げ、幅広い業種の買い手企業との取引のほか、まとまったロットで継続的で安定した取引関係を構築できる。また、決済代行システムにより、代金回収が100％保証されているため、取引の安全性が高まるメリットもある。

買い手企業は、地域ブランドやこだわりの食材など全国の特産品の検索から取引までを簡単・スピーディに行え、全国から食品・食材を仕入れることができることから、他店との差別化になり、新規顧客の取り込みと既存顧客（リピーターなど）の囲い込みにつながる。複数の売り手企業から購入しても、支払い窓口を一本化でき、食材を購入すると、インフォマートの「ASP商談システム」で取引で使用できる「インフォマートポイント」が貯まる。
利用料金は売り手企業が初期費用10万円（税別）で、月額ランニング費用として取引金額の5％（税別）が賦課される。買い手企業は初期費用が無料で、月額費用も開始当初1年間は無料キャンペーンが適用される。

■詳細は下記URLを参照。
http://www.infomart.co.jp/promotion/tokusan/buyer.asp