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東北電力、新仙台火力発電所でLNG船初入港

2015年7月16日 (木)

荷主東北電力は16日、新仙台火力発電所(仙台市宮城野区)で第一船目となるLNG船「プテリ・ムティアラ・サツ号」が入港し、3号系列で使用するLNG6万トンの受け入れを開始したと発表した。これに伴い、同3号系列の総合試運転を開始した。

新仙台火力発電所では、経済性の向上と二酸化炭素排出削減を実現するため経年化が進んだ1号機、2号機を廃止し、新たにLNGを燃料とする高効率コンバインドサイクル発電設備の3号系列(出力98万キロワット)を建設するリプレース工事を進めている。

この工事では、自然災害などに対するリスク分散を図り、より安定した燃料供給を可能にするため、日本海側にある子会社の日本海エル・エヌ・ジーのLNG基地に加え、太平洋側に同社初のLNG燃料設備を構内に建設した。

今回輸送されたLNGは、マレーシアLNG社との間で締結したLNG売買契約に基づき、マレーシアIIプロジェクトから調達したもので、今後、1週間程度かけて燃料設備をクールダウンしながらLNGタンクへ移送、3号系列の試運転に使用する。