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三井造船、6万トン型エコ貨物船を引き渡し

2015年10月28日 (水)

荷主三井造船、6万トン型エコ貨物船を引き渡し三井造船は27日、千葉事業所で建造していたシートレードホールディング社向けの6万重量トン型ばら積み貨物運搬船「STHロンドン」を引き渡した。

同社の環境対応・低燃費船「neoシリーズ」の第三弾、6万重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」の6番船に位置付けられるSTHロンドンは、従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、56BCから大型化しながらも、港湾や航路の汎用性を維持。

石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆などのバラ積み貨物に対応するほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送が可能。船首、船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮している。

また、SOx排出規制強化に配慮し、ECA(排出指定海域)内の航行に対応できる低硫黄燃料油専用のタンクを備える。国際船級協会連合(IACS)共通構造規則(CSR)を適用している。