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大気中のCO2濃度、16年にも400ppm超え

2015年11月16日 (月)

環境・CSR独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の月別二酸化炭素の全大気平均濃度を公表した。

月別平均濃度は季節変動を繰り返しながら年々上昇し、ことし5月に398.8ppmを記録した。推定経年平均濃度は7月に398.2ppmに達したことがわかった。

(出所:独立行政法人宇宙航空研究開発機構)

(出所:独立行政法人宇宙航空研究開発機構)

「このままの上昇傾向が続けば、月別平均濃度や推定経年平均濃度はともに、遅くとも2016年中に400ppmを超える」見込みで、いぶきの観測によって地球大気全体の平均濃度が400ppmに近づくことを初めて示すことになった。