住友理工、タイで化成品生産拠点を開設

国際住友理工は9日、タイの化成品事業生産拠点としてラヨーン県に設立した事務機器向け精密部品製造・販売子会社「住友理工ケミカル&プラスチック・プロダクツ・タイランド」の開所式を行った、と発表した。

タイは、同社グループが1995年にアジア圏初の拠点を設立した国で、現在は住友理工ケミカル&プラスチック・プロダクツ・タイランドを含めて5拠点で防振ゴムやホースなどの自動車用品、練りゴムを製造・供給している。

住友理工ケミカル&プラスチック・プロダクツ・タイランドは、事務機器向け精密部品分野で同社初の海外生産拠点として、12年10月に設立。14年3月から量産を開始し、タイなどASEAN諸国やアジア各国に展開する事務機器メーカー向けに、広く製品を提供している。

11月初旬に現地で行った開所式には、タイ政府関係者や取引先関係者ら70人が出席した。

■新工場の概要
敷地面積：3万3200平方メートル
建屋面積：9000平方メートル
初期投資額：25億円
売上見込み：40億円（2018年度）