メディカルharmo(ハルモ、東京都港区)は14日、運輸事業者向けの服薬管理サービスを刷新し、「ヤクレコ」として10月1日から提供すると発表した。ドライバーの同意を得て処方情報を会社と共有し、服薬状況の確認や治療の継続を支援する。対象は運送、バス、タクシーなどの事業者。
ドライバーが薬局などで受け取った処方情報をアプリに登録し、会社への共有に同意すると、管理者は処方内容や運転に影響する薬剤の有無などを確認できる。健康診断後の受診や治療の状況を把握し、安全運行に必要な対応につなげる。
今回の刷新では、運転禁止薬を検知した際に管理者へ通知する機能を追加する。従来は管理画面にアラートを表示していたが、新たに検知結果を通知し、対象となるドライバーへの確認や対応を促す。システムが乗務の可否を自動判定するものではなく、事業者が本人に服用状況や医師・薬剤師から受けた指示などを確認。必要に応じて産業医や主治医、かかりつけ薬剤師などに相談した上で対応を判断する。
継続的な治療が必要なドライバーについては、受診中断の可能性を検知して管理者へ知らせる機能も加える。高血圧や糖尿病などで継続的な受診・治療が想定される処方情報を対象とし、独自の仕組みで中断の可能性を検知。管理者による受診状況や次回予定の確認、必要に応じた受診の呼び掛けにつなげる。
harmoは2023年から、運輸事業者と服薬管理の実証や導入を進めてきた。国土交通省によると、追加の対策を講じない場合、2030年度のトラック輸送で最大25%の輸送力不足が生じる可能性がある。同社は、ドライバーが必要な治療を続けながら安全に働ける環境を支え、健康に起因する事故の防止と安定した輸送の継続につなげる。
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