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デクセリアルズ、鹿沼に新工場生産性2倍以上目指す

2026年9月14日 (月)

拠点・施設デクセリアルズ(栃木県下野市)は14日、鹿沼事業所第2工場の新棟「101号館」が完成し、異方性導電膜(ACF)の生産を開始すると発表した。自動搬送ロボットや自動倉庫などを導入し、ACFの生産能力を既存比1.5倍に拡大する。

ACFは、ノートパソコンや車載ディスプレイなどに使用されるフィルム状の接合材料で、接続、導通、絶縁の機能を持つ。同社は車載ディスプレイや新たな接続領域への展開により、市場拡大を見込む。顧客への安定供給を支える生産基盤の強化を目的に、2023年2月に第2工場の拡張用地を取得し、24年9月から新棟の建設を進めてきた。

▲完成した鹿沼事業所第2工場の新棟(出所:デクセリアルズ)

新棟では、自動搬送ロボットや自動倉庫などの先進設備を取り入れ、人と機械がそれぞれ得意な領域を担う生産体制を構築する。需要変動への柔軟な対応や生産効率の向上、品質の安定化を進め、工程の効率化などにより、従業員1人当たりの生産性を2倍以上に高めることを目指す。

安定供給に向けた災害対策も強化した。コージェネレーションシステムを導入し、停電時にも電力供給を継続できる体制を整備。耐震性能の強化や高床設計、側雷保護設備の採用によって、地震や浸水、雷などの自然災害リスクを低減する。

新エリアの敷地面積は7万1000平方メートルで、新棟は3階建て、延べ床面積2万4145平方メートル。太陽光発電設備の導入やEVバスの採用などを通じ、環境負荷の低減にも取り組む。

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