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JR貨物、積合せ好調も11月のコンテナ貨物0.1%減

2015年12月11日 (金)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が11日発表した11月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて1.9%減少(前年同月比)した。北日本地区での発達した低気圧接近などの影響で高速貨物20本が運休した(前年は高速貨物2本が運休)。

コンテナ貨物は0.1%減少した。鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物(8.3%増)、食料工業品(2.4%増)が増送となったほか、エコ関連物資(4.4%増)などが前年を上回ったものの、北海道地区の玉葱、馬鈴薯が市場価格下落に伴う出荷調整などにより低調な農産品・青果物(3.1%減)、新聞紙・コート紙の需要が落ち込んだ紙・パルプ(2%減)、白物家電が売行き不振だった家電・情報機器(6%減)のほか化学薬品(3.5%減)、化学工業品(0.7%減)などが前年を下回った。

車扱貨物は、石油が上旬から中旬にかけての気温上昇による灯油の売れ行き不振などで3.4%減となり、車扱貨物全体では6%減少した。