イオン、モーダルシフトで経産大臣表彰受賞

▲専用列車の運行シーン

認証・表彰イオンは16日、イオングローバルSCMを中心とした「イオン鉄道輸送研究会」の専用列車による環境負荷低減の取り組みが経済産業大臣表彰を受賞したと発表した。

日本貨物鉄道（JR貨物）とイオンの物流を担うイオングローバルSCMが幹事を務めるイオン鉄道輸送研究会が、「持続可能な物流体系の構築に特に顕著な功績があった」として、経済産業省の「グリーン物流優良事業者表彰」で大臣表彰を受けた。

研究会では、トラックから鉄道に切り替えるモーダルシフトでCO2の排出量を削減するとともに、トラックドライバーの業務環境を改善する目的で2010年に発足し、メーカーや物流事業者など32社が参加。これまでにもアパレル商品の幹線輸送や、物流センター・工場への商品納品に鉄道を活用すること、参加企業同士の幹線輸送の往復運行の実施などに取り組んできた。

今回の大臣表彰は、日曜日に運休となる運行ダイヤを活用して貨物輸送用の臨時列車を運行することにより、イオンなど異業種の荷主企業の幹線輸送を鉄道輸送へシフトし、CO2排出量削減や繁忙期の輸送力向上を図った取り組みが評価された。