富士通、物流向け基幹業務と配車支援製品を発売

サービス・商品富士通は27日、同社の物流向けソリューション「Logifit」（ロジフィット）シリーズに、基幹業務ソリューション「LogifitTM-基幹」と配車支援ソリューション「LogifitTM-配車」の2製品を追加し、発売した。

輸配送業者向けに提供するロジフィットTM-基幹は、輸配送の受注、配車管理、売上・請求・支払管理、経営収支などを一括して行う基幹業務ソリューションで、日々の業務実績を基にした経営収支の分析を手軽に行うことができる。

ルート配送や複数の積降配送、中・長距離輸送など、形態によって異なる販売形式に対応するほか、富士通の倉庫業務管理や運行管理などほかのシステムと連携し、運送業務の統合的な収支管理を行う。

また、輸配送業者や業務の一部に配送業務を持つ企業向けに提供するロジフィットTM-配車は、適切な配送ルートや積荷量、委託配送業者などを計画できる配車支援ソリューションで、中・長距離の輸送業務や配送途中の積込・荷卸業務を自動で配車計画をたてることができる。

地域ごとに異なる配送業者の運賃表から、配車ルートごとに見合った収支を算出し、適切な委託配送業者やルートを選択できるようにする。

いずれも提供時期は2月中旬ごろとなる見込みで、同社は2018年度上期までに「基幹」を40社60本、「配車」を60社200本に販売する目標を掲げる。

販売価格は基幹が700万円から2800万円の3段階、配車は220万円から、となっている。