荷主大日本印刷は28日、冷蔵で45日間長期保存する調理済み食品(レディミール)を製造できる同社の「DNPチルドレディミール包装システムMicvac」が、韓国大手食品メーカー「デサングループ」に採用されたと発表した。
商品交換の流通サイクルを長く設定できるほか、廃棄ロスを減らす効果を見込めることから、日本国内ではフジッコなどが採用するなど、利用が広がっている。
デサングループが採用したのは400グラム用と250グラム用の2サイズで、韓国料理のほか、ベルギー、フランス、イギリスなどの各国料理のレディミールの製造に使用する。
大日本印刷では、レディミール市場の規模が大きい韓国やほかのアジア諸国に向けてシステムの販売を強化。システム、専用容器などの提供によって、2020年度に12億円の売上を目指す。