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ダイフク、電動フォーク向け非接触充電を実用化

2016年2月12日 (金)

サービス・商品ダイフクは12日、非接触充電技術「D-PAD」(ディー・パッド)を用いた電動フォークリフト向けの非接触充電システムを世界で初めて実用化した、と発表した。

ダイフク、電動フォーク向け非接触充電を実用化 ダイフク、電動フォーク向け非接触充電を実用化

スマートフォンや家電製品へのワイヤレス(非接触)充電の普及が進んでいるほか、電気自動車などへの用途拡大が注目されていることから、2012年にニュージーランドのオークランド大学とD-PADの技術提携とライセンス契約を新たに締結し、実用化に向けた開発、使用用途の調査を進めていた。

このシステムは、送電台車を使用して電動フォークリフトへ非接触充電を行うもので、従来のコンセントプラグによる充電と同等の時間を維持しながら、プラグを接続するといった作業の煩わしさをなくし、利便性の向上と接触不良などによる障害や事故の低減を図った。

非接触のため、磨耗による導電部分の交換などのメンテナンスは不要。

送電台車(送電パッド、高周波インバーター)と受電ユニット(受電パッド、200Vインバーター)で構成し、バッテリーは電動フォークリフトの標準装備のものを使用できる。

独自の無線技術を用いて送電側・受電側の対向位置を自動認識するため、安定した電力伝送効率を保持。伝送周波数が10キロヘルツ未満となっているため、電波法による申請手続きも不要になる。