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CRE、新座市にマルチテナント対応の新倉庫を開発

2016年5月12日 (木)

拠点・施設シーアールイー(CRE)は12日、埼玉県新座市で新たな物流施設「ロジスクエア新座」の建設に着工した。敷地面積1万5372平方メートル(4650坪)に延床面積2万5863平方メートル(7823坪)の倉庫を建設、2017年4月下旬の竣工を目指す。

CRE、新座市にマルチテナント対応の新倉庫を開発

建物は地上4階建てで、倉庫部分はワンフロア2500坪の3層、一部の中二階フロアーをオフィス関連スペースとして設け、マルチテナント型施設として複数テナントへの分割賃貸に対応できるよう設計している。

場内出入口は入口、出口専用の2か所のゲートを設け、敷地内車両動線を一方通行とすることで、トラックの混雑による渋滞や接触事故の防止に配慮。倉庫部分は床荷重1.5トン(1平方メートルあたり)、有効高さは各階6メートル以上、照度300ルクスとする計画で、汎用性の高い施設となる。

将来的なオペレーション変更時の対応も想定し、垂直搬送機やドックレベラーを増設できるような構造を取り入れるほか、庫内空調設備を設置する際の配管ルート、室外機置場・キュービクル増設スペースの確保、事務所の増床を想定した法的な対応を事前に施す。

さらに、倉庫内の防火区画壁に倉庫業法で定められた壁強度を持つ耐火断熱パネルを採用。法定耐火性能を満たしながら、従来のALC壁やボード壁よりも耐震性が高く、マイナス10度帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁として使用できる耐火断熱パネルを新築当初から設置し、入居テナントが冷蔵冷凍設備を導入する際のイニシャルコスト圧縮に寄与する。

開発地は、土地再生推進協会による土地の安全性認証「APRプラチナ(H)」を取得しており、建物についてもCASBEE埼玉県のAランク認証、BELS評価の取得を目指す。

立地は関越自動車道所沢ICから2キロと近く、国道254号線(川越街道)、国道463号線(浦和所沢バイパス)へ接続しやすい、物流施設に適したエリアで、日本貨物鉄道(JR貨物)の新座貨物ターミナル駅へも3キロでアクセスできるため、モーダルシフトを想定した利用が可能となっている。

■開発プロジェクトの概要
施設名称:ロジスクエア新座
所在地:埼玉県新座市中野1
敷地面積:1万5372.46平方メートル(4650.16坪)
主要用途:倉庫(営業倉庫)
構造規模:柱=鉄筋コンクリート造、梁=鉄骨造・地上4階建て(倉庫部分3層)
延床面積:2万5863.46平方メートル(7823.69坪)
着工:2016年5月12日
竣工:2017年4月30日

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