国内空港の輸出入647億円の黒字、成田の輸入急減

調査・データ財務省のまとめによると、全国の空港の輸出総額は前年同月比10.4％減の1兆3261億8300万円、輸入総額は成田空港の輸入減が影響し16.4％減の1兆2614億2700万円で、収支差額は647億5600万の黒字となった。

輸入額の67％を占める成田空港で、中国からの通信機やEUからの医薬品がそれぞれ2割減ったことから、1620億6600万円減少して8360億400万円となり、全国の輸入総額を押し下げる要因となった。

成田、羽田、関西、中部、那覇空港の輸出入動向は、すべての空港で輸出額が減少（前年同月比）、輸入は羽田（10.3％増）を除いて減少した。羽田空港は、前年に米国向けの「再輸出品」を大量に輸出していたことの反動で減少幅が大きくなっている。