国際英国の商用車向けEVインフラ事業者エレクトロウェイは20日、英レスターシャー州ラターワースの物流施設集積地「Marq Logistics Magna Park Lutterworth」で、大型電動トラック向け充電拠点を開業したと発表した。同社によると、電動大型トラック向けとして英国最大規模という。最大400kWに対応する充電ポイント32基と、大型トラック180台分の安全な駐車スペースを備える。
施設は、英国内で計30拠点の整備を目指すエレクトロウェイの第1号拠点となる。ガーディアン・スマート・インフラストラクチャー・マネジメント(カナダ)とキオマ・エナジー(英国)が設立した事業基盤を活用し、ボッシュ・ロード・サービス(ドイツ)が技術面の運営を担う。今回の施設は公的資金を使わずに開発しており、今後の全国展開に向けた事業モデルと位置付ける。エレクトロウェイは最終的に10億ポンド規模の充電・駐車ネットワーク構築を構想している。
立地するMagna Park Lutterworthは、英中部のM1、M6、M69各高速道路に囲まれた物流集積地「ゴールデントライアングル」に位置する。英人口の85%に4時間以内で到達できるとし、50棟を超える物流施設が集積する。充電設備だけでなく、既存のディーゼル大型車も利用できる駐車機能やドライバー向け設備を組み合わせ、車両の電動化が段階的に進む過程でも利用可能な拠点とした。
ボッシュ・ロード・サービスのデジタル基盤を通じ、運送事業者やドライバーは駐車スペースと充電器を事前予約できる。特定の充電器と充電能力を確保した予約にも対応し、運行計画に充電時間を組み込みやすくする。自動車ナンバー自動認識、監視カメラ、遠隔監視なども導入し、TAPA(技術資産保護協会)の駐車セキュリティー基準「PSR Level 2」への適合を想定した設計とした。
エレクトロウェイは今後、英国を中心に同様の拠点を30か所へ広げる計画で、将来的には欧州展開も視野に入れる。
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