7月の造船統計速報、貨物船15隻が竣工

調査・データ国土交通省が12日公表した、7月の造船統計（速報）によると、造船主要54工場の鋼船受注・建造実績は受注1隻（196総トン）、起工27隻（113万9000総トン）、竣工20隻（65万5000総トン）となった。

竣工船価は697億円、生産指数は59.1（前年同月比42.1％減）で、このうち国内船の竣工実績は1隻（1万3000総トン）、生産指数は26.5となった。内訳は客船が1隻。

輸出船の竣工実績は合計19隻（64万2000総トン）、生産指数65.3となった。輸出船の内訳は貨物船が15隻で、そのうち、一般貨物船2隻（シンガポール、パナマ向け）、ばら積み船9隻（パナマ、シンガポールなど向け）、鉱石兼ばら積み船3隻（香港、パナマ向け）、セメント専用船1隻（インドネシア向け）だった。

油送船は4隻で、一般油送船2隻（リベリア、シンガポール向け）、化学薬品船2隻（パナマ、マーシャル諸島向け）となった。鋼船修繕実績は105隻で工事金額は50億円だった。