ロジスティクス鈴与商事(静岡市葵区)は14日、子会社のベルファーム(静岡県菊川市)がCULTA(カルタ、東京都小金井市)と連携し、イチゴ栽培事業に参入すると発表した。CULTAが開発した新品種を導入し、栽培から国内外への販売までを両社で担う。
ベルファームは、菊川市の既存トマト用ハウスの一部を活用し、約4000平方メートルで栽培を開始する。高設ベンチや培地加温システムの工事を終え、10月に約3万株を定植した。将来的には栽培面積を最大1万2000平方メートルまで拡大する計画。

▲定植後のイチゴ苗(出所:鈴与)
初年度は、CULTAが開発した「SAKURA DROPS」「YUKIMI DROPS」「NADESHIKO DROPS」の3品種を採用する。ベルファームが生産を担い、CULTAは品種特性に応じた栽培技術指導や出荷支援を行うとともに、収穫したイチゴを原則全量買い取り、海外輸出を中心に国内外で販売する。
CULTAは、高温環境や長距離輸送への適性を備えたイチゴ品種を開発し、シンガポールを中心とする東南アジアなどで販売を展開している。
既存のトマト用ハウスを活用する一方、イチゴ栽培では培地を局所的に加温することで暖房負荷を抑える。誘引や摘花などの管理作業もトマト栽培より少なく、省人化・省エネルギー化が期待できるとしている。
ベルファームは2010年からトマトやアスパラガスを生産しており、鈴与グループはことし2月に青森県でりんご事業にも参入した。今回のイチゴ栽培を加え、アグリビジネスの領域拡大を進める。
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