15年12月の造船統計速報、生産指数が20.3％減少

調査・データ国土交通省が18日公表した、2015年12月の造船統計（速報）によると、造船主要54工場の鋼船受注・建造実績は受注24隻（74万9000総トン）、起工36隻（118万8000総トン）、竣工11隻（38万2000総トン）となった。

竣工船価は427億円、生産指数は24.7（前年同月比20.3％減）で、このうち国内船の竣工実績は2隻（1万3000総トン）、生産指数は71.7となった。内訳は客船が1隻、その他の船舶が1隻。

輸出船の竣工実績は合計9隻（36万9000総トン）、生産指数22.4となった。輸出船の内訳は貨物船が8隻で、このうち、一般貨物船1 隻（パナマ向け）、ばら積み船2 隻（パナマ、シンガポール向け）、自動車専用船1 隻（パナマ向け）、鉱石兼ばら積み船2 隻（パナマ、シンガポール向け）、木材兼ばら積み船2 隻（香港向け）。

油送船は1隻で、化学薬品船1隻（パナマ向け）となった。鋼船修繕実績は、125隻で工事金額は107億円だった。