福留ハム、相互OEM生産と共同調達へ松阪ハムと提携

フード福留ハムは24日、松阪ハム（三重県津市）との間で業務提携を締結したと発表した。それぞれ相手先ブランドで生産する相互OEM供給のほか、原料、資材などの共同調達を行う。

食肉業界では、顧客の低価格志向による販売価格の下落、セシウム汚染問題の影響などによる食肉販売の環境が悪化しており、中国・四国・九州地区を主力に展開する福留ハムと東海地区地盤の松阪ハムが、生産・販売・調達・商品開発などの分野で提携することにより、事業強化につながると判断した。

提携契約の締結時点で合意しているのは、生産、販売の相互委託、原材料などの共同調達、商品の共同研究開発、人材交流――の5分野で、両社は詳細を詰めるため、提携推進委員会を立ち上げて具体化に向けた協議を行う。