調査・データゼポ・データマイン(米国マイアミ)がまとめた1月の「アジア発米国向け海上コンテナ輸送実績」によると、アジア主要10か国・地域発のTEUは前年比7.3%減の112.6万TEUとなった。
アジア以外から米国に向かうコンテナ輸送量は中米発7.3%、南米発6.2%、カナダ発17.5%などとそれぞれ増加し、世界全体から米国に向かう貨物は5.9%減の158.5万TEUとなった。
閑散期に入り、全体の19%を占める家具類が1.8%減と前年割れとなった。中でも電子電機は半導体デバイスが半減するなどして14.8%減、アパレルが14.5%減、自動車関連12.3%減、履物15%減――と4品目が二桁の減少となり、全体を7.3%押し下げた。
アジア発の国・地域別では1位の中国が6.8%減、2位韓国は12.8%減。韓国発は韓国自国分の貨物が15.7%減少した。3位台湾、4位香港はそれぞれ5.2%・7.6%の減少、5位のシンガポールは11か月連続マイナスの24.8%減となった。
これらに対し、6位ベトナム(12.5%増)は9か月間、8位インド(5.9%増)は6か月間、9位タイ(1.8%増)は10か月間連続でプラスと好調が続く。10位マレーシア(18.1%減)は8か月ぶりのマイナスだった。
日本発(直航分)は7位で東京、清水、仙台がそれぞれ6.8%、33.6%、11.4%の増加となったが直航合計は4.8%のマイナス。韓国で積み替えた貨物は5か月連続で減り、45.5%減となった。