調査・データ経済産業省が28日に公表した2016年10-12月期の海外現地法人四半期調査結果によると、日本企業の海外現地法人の売上高(ドルベース)はプラス4.3%と、前年同期比で3期連続の増加となった。
北米、アジア、欧州の地域別では、構成比が50%と高いアジアでプラス4.3%と3期連続の増加となった。欧州(構成比12.1%)はプラス4%と3期連続で増加、北米(構成比30.4%)はプラス2.5%と14期連続で増加した。構成比が53.9%と大きい輸送機械が特に北米やASEAN4で増加した。
設備投資額はマイナス1.4%と11期連続の減少。46.6%を占めるアジアがマイナス12.4%と16期連続で減少し、特にASEAN4は6期連続で2桁の落ち込みとなった。北米(構成比36.4%)はプラス21.2%と2期連続の増加、欧州(構成比10%)はプラス13.6%と4期連続の増加となった。
従業者数はプラス1.3%で5期ぶりの増加。70.1%が集中するアジアでプラス0.2%と7期ぶりの増加となり、特にASEAN4は5期ぶりで増加。
北米(構成比13.3%)はプラス3.2%と22期連続の増加、欧州(構成比9.3%)もプラス6.2%と14期連続の増加となった。
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http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/genntihou/index.html