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ジャストシステム調べ

宅配ロッカー過半数が認知も利用者1割に留まる

2017年4月12日 (水)
宅配ロッカー過半数が認知も利用者1割に留まる
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ロジスティクスジャストシステムは12日、マーケティングリサーチサイト「Marketing Research Camp」(マーケティング・リサーチ・キャンプ)で実施した「ECサイトの配送に関する意識調査」の結果を公表した。

調査は「月に1回以上、ECサイトで買い物をする」と回答した20-59歳の男女900人を対象に実施したもの。

■商品受取専用ロッカーを過半数が認知するも、利用者の増加率は5.3ポイント
ECサイトで購入した商品が受け取れる専用ロッカーを「知っていて、利用したことがある」は12.8%で前回調査時(2016年4月)の7.5%から5.3ポイント増加、「知っている」は55.1%で前回の48.8%から6.3ポイント増加した。受取専用ロッカーの設置希望場所は前回調査結果と同様に、「コンビニ」(57.1%)が最も多く、次いで「駅」(36.1%)、「スーパー」(33.8%)だった(複数回答可)。

■3人に1人が「ドローン宅配便」に期待。理由の1位は「送料」
「ドローン宅配便」に「期待している」は36.7%。年代別に見ると、20代は47.6%、30代は42%、40代は33.3%、50代は24.2%で、若い年代ほど期待感が強いことがわがった。「ドローン宅配便」の普及で期待することは、「送料が安くなる」(64.7%)が最も多く、次いで「配送日数や時間の短縮」(61.6%)だった。

■7割が「配送料」に理解を示すも、その6割超が「ECサイトに負担を希望」
ECサイトで購入した商品について、「配送料がかかるのは理解できる」は66.2%。一方で、配送料に理解がある場合でも、配送料は「購入者が全額負担すべき」は23.2%にとどまった。

「購入者とECサイトが折半すべき」が48.3%、「ECサイトが全額負担すべき」が15.4%で、ECサイト側にある程度の負担を求める回答が63.7%にのぼった。

■「即日配送」を利用する20代男性の4割超が、「必ず最短納期で設定」
「即日配送」「翌日配送」など短納期の配送サービスをこれまでに利用した経験があるのは62.3%。経験者のうち、「即日配送」「翌日配送」を「必ず最短納期になるよう設定する」は24.6%で、20代は36.5%、30代は25.5%、40代は17.2%、50代は16.3%。20代男性に限ってみると44.3%にのぼり、最短納期を望む傾向が強いことがわかった。

■「宅配ボックス」を持たない世帯の4人に1人が、「自費でもいいので設置したい」
「宅配ボックス」がある世帯は21.0%だった。「宅配ボックス」がない世帯のうち「自費でかまわないので、ぜひ設置したい」は5.7%、「どちらかというと自費でもいいので、設置したい」は19.7%だった。

また同社は、集計データとしてまとめた調査結果レポートを、マーケティング・リサーチ・キャンプ上から無料でダウンロード提供している。

■マーケティング・リサーチ・キャンプ
https://marketing-rc.com/report/report-ecsite-20170412.html

(画像:ジャストシステム)