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GLP、茨城・五霞町に14万m2マルチ型物流施設起工

2017年6月7日 (水)
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拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は7日、茨城県五霞町でマルチテナント型の物流施設「GLP五霞」の起工式を同日行ったと発表した。

GLP五霞は地上3階建て、延床面積14万平方メートルの物流施設で、圏央道「五霞IC」と首都圏と北関東を結ぶ新4号国道に隣接し、関東・東日本の広域配送向け物流拠点として活用可能。

周辺の埼玉県北東部、茨城県西部、栃木県南部などには食品や飲料、日用雑貨、化学工業品、建材、自動車関連の拠点が多く立地し、さまざまな物流ニーズが見込まれるエリアとなっている。

1階は4万3000平方メートル、2・3階は3万9000平方メートルと大規模で効率的なワンフロア・オペレーションが可能。周辺エリアの幅広い企業ニーズを踏まえ、各階直接アクセスが可能な片車路形式のダブルランプウェイを採用、垂直搬送機や貨物用エレベータの将来設置も想定しており、複層階の利用もできる。

また一部エリアは冷蔵対応を想定した電力を確保しており、幅広い業種の物流ニーズに対応。倉庫内の区画割りも1区画5000平方メートルから1万4000平方メートルまで1フロア4種類のバリエーションを備え、複層階使用により、フレキシビリティを提供する。

BCP対策には、燃料備蓄基地として活用出来るよう軽油備蓄タンクを設置。非常時には備蓄契約を締結したテナントや近隣のGLP施設へ軽油を提供する。平常時には敷地内に設置する給油所でテナント企業が一般的な法人契約価格より安価に軽油を購入できるようになる。

1階は両面バースで、さまざまなテナント業種を考慮し、低床バースエリアと高床バースエリアを設け、低床バース部分には14メートルの大型庇を設置し、長尺の重量物に対応するとともに、2.5トンフォークリフト対応、床荷重は1平方メートルあたり2トンとしている。

高床エリアでは、冷蔵品向け電力を想定し、予備電源の確保が可能。また、各階の天井高は6メートルで3階は6メートルから7.2メートルとレイアウトの自由度が高い設計となっている。施設で働く作業員環境にも配慮し、厨房機能を備えたカフェテリアを備えるほか、広域なエリアからの自動車通勤者向けに630台の駐車スペースを確保する。

起工式には、五霞町長の染谷森雄氏、設計・施工を担当するJFEシビル藤井善英社長の藤井善英氏など関係者、GLP帖佐義之社長らが参列し、安全を祈願した。