SBSが緊急時対応訓練、事業継続体制強化

ロジスティクスSBSホールディングスは28日、2回目となる緊急時対応訓練を27日に実施したと発表した。今回の訓練では、新たに全従業員向け「災害情報ポータルサイト」へのアクセス訓練を追加した。

巨大地震などの大規模災害が危惧される中、同社はグループ全体としての統一した方向性を示す「事業継続計画書」を策定し、事業継続体制の強化に取り組んでおり、昨年から危機発生時の対応能力強化や従業員の役割の明確化を目的とした、緊急時対応訓練を実施している。

今回は「神奈川県厚木市付近で震度6強の地震が発生した」というシナリオを設定し、社内に設置した中央対策本部から、鎌田正彦代表が「緊急事態宣言」を発令。想定被災地で収集した被災情報を確実に中央対策本部まで届けることを目的に、トランシーバなどによる通信訓練を行い、グループ各社の被災情報を速やかに集積する対応能力を試した。

また、全従業員を対象とした訓練では、新たに開設した「SBSグループ災害情報ポータルサイト」へのアクセス訓練を実施。ポータルサイトに掲載した「緊急事態宣言発令中」などの訓練情報を従業員が確認することで、情報共有を図る体制を強化した。