調査・データアバント(東京都港区)は30日、相鉄ホールディングス(横浜市西区)の経営管理基盤として経営管理プラットフォーム「AVANT Chart」を約3カ月で構築し、1月に本稼働を開始したと発表した。ROIC(投下資本利益率)の算出やシミュレーション業務を刷新し、経営判断の迅速化と高度化を支援する。
相鉄ホールディングスは運輸、流通、不動産、ホテルなど5事業を展開する持株会社で、2025年に公表した中期経営計画ではROICを主要な経営指標に位置付け、資本効率を重視した経営への転換を進めている。一方で、連結会計データを手作業で加工し、経営管理レポートや複数のシミュレーションをExcelで作成していたことから、業務の属人化や迅速な分析対応が課題となっていた。
導入プロジェクトは2025年9月に開始し、約3カ月でシステム構築を完了した。AVANT Chartの導入により、ROICをはじめ貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュアロケーションなどの情報を一元的に可視化し、計画、実績、将来予測を組み合わせた分析が可能となった。
また、これまで必要だったセグメント別データの集計作業が不要となり、会議での議論のスピードが向上した。各経営指標とROICの関係性をロジックツリーで可視化することで経営対話も深まり、資料作成工数の削減により、分析や戦略立案に注力できる基盤の整備が進んでいる。
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