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人材育成委、次年度テーマに施策実行と発信力強化

2018年3月28日 (水)
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ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は28日、尚友会館(港区霞が関)で20日に2017年度第2回人材育成・広報委員会を開催したと発表した。

あいさつに立った竹津久雄委員長(日本通運副社長)は「物流業界の昨今の問題として、引越難民などと人材不足を背景とする内容が新聞などで大きく取り上げられている。これらは単に少子高齢化による労働人口減少という単純な背景にとどまらず、我々物流業界が抱えている構造的問題が複雑に絡み合って現れた現象ではないかと思っている。しかし、ここ最近当社でも、女性の採用が増えているなど、物流に目を向けてくれる学生が増えていると感じている。従って新たに採用される人材の能力を十分発揮できるような環境整備が重要であり、合わせて長期的な人材育成も大事になってくる」と延べた。

議事では、事務局が年間活動報告として今年度新たに実施した物流学習やホームページリニューアル、「物流業界で働く女性のインタビュー記事掲載」や「物流見学ネットワーク」といった継続事業を報告した。

また1月に開催された第4回物流業界研究セミナーについて、「参加学生から得たアンケート結果から業界研究セミナーに対する参加学生の満足度は高く、物流業界の理解の一助となる有意義な催しとなった」と報告され、今後も継続して実施していくことの必要性を確認した。

2018年度活動計画の説明後、活発な質疑が行われ、次年度もより物流業界を等身大で見てもらうための施策実行と発信力の強化をテーマに活動していくことが承認された。