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南相馬市で東北最大級の太陽光発電所竣工

2018年4月13日 (金)

環境・CSR住友商事、みずほ銀行、東芝エネルギーシステムズ、大成建設の4社は13日、福島県南相馬市真野・右田・海老地区で開発中の太陽光発電所建設工事が竣工し、3月20日に商業運転を開始したと発表した。

この事業はみずほ銀行を幹事行として組成した金融機関団が特定目的会社(SPC)への融資を実行し、東芝エネルギーシステムズ、大成建設が設計・調達・建設業務を担当した。

南相馬市が所有する東日本大震災の被災地で110ヘクタールに22万枚の太陽光パネルを設置する発電容量59.9メガワットのメガソーラー発電事業で、福島県で最大、東北最大級の規模。総事業費は220億円で、発電する電力は一般家庭2万世帯の使用電力量に相当する。固定価格買取制度を活用して小売電気事業者に電力を供給する。

南相馬市は2030年に市内の消費電力量に対する再生可能エネルギーの導入比率をほぼ100%とすることを目指しており、今回の事業は目標達成に向けた重要な取り組みのひとつとなる。

住友商事は南相馬市原町東地区でも発電容量32.3メガワットの太陽光発電設備を建設中で、12月の商業運転開始を目指している。