ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

井本商運、670TEU型内航コンテナ船が竣工

2018年7月10日 (火)
空白

ロジスティクス井本商運(神戸市中央区)は10日、旭洋造船(山口県下関市)で建造していた670TEU型内航コンテナ船が竣工したと発表した。11日に命名・引き渡される。

同船は、2015年12月に同造船所で建造した「なとり」の同型船で、引渡し後はすでに2便化されている太平洋側を縦断する内航の基幹航路である京浜-阪神-北部九州航路に投入し、定曜日ウィークリーサービスのさらなる利便性向上を目指す。

トラックドライバー不足、環境問題の解決策としてのモーダルシフト需要に対応するため、内航コンテナ船による国内定期航路を拡充する。

670TEU型で総トン数は7300トン、載貨重量は6900トンと2015年竣工の同型船「なとり」とほぼ同サイズ。なとり同様に、球状船首を採用している。加えて燃料消費効率の良い電子制御エンジンの採用、国際フィーダー輸送で多数行われるバースホッピングへの対応として、離着岸性能を向上させるスーパーベクツイン舵の採用、定時性と経済性に適応した最適航海計画を立てる航海支援システムを採用するなど、多くの省エネ技術を採用した。

これらにより、国土交通省の内航船「省エネ格付け」制度で、設備導入・設計による措置(ハード対策)と運航改善による措置(ソフト対策)の効果が大きいと認められ、最高ランクの4つ星を獲得した。

■主要目
全長/幅/深さ:136.25メートル×21メートル×9.2メートル
満載喫水:6メートル
総トン数:7300トン
載貨重量トン数:6900トン
試運転最大速力:計画17.5ノット
満載航海速力:16ノット
最大搭載人員:15人
起工日:2018年1月12日
進水日:2018年3月22日
完工日:2018年7月11日