ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱商事、LNGカナダプロジェクトへの投資決定

2018年10月3日 (水)

荷主三菱商事は2日、シェル、ペトロナス、ペトロチャイナ、韓国ガス公社(KOGAS)とともカナダのブリティッシュ・コロンビア州でLNGカナダプロジェクトに投資することを最終決定した、と発表した。

このプロジェクトは、カナダ初の大型液化天然ガス(LNG)事業で、アジアの主要LNG需要国と共同で立ち上げることにより、同国の豊富な天然ガスという新たなLNGの安定供給ソースを加える。

天然ガスはアジアを中心に堅調な需要伸長が見込まれ、2020年代初めにはLNG需要国の増加に伴い、世界的にLNG需給が引き締まると指摘されている。

こうした中、プロジェクトでは年間1400万トンの生産能力を持つ天然ガス液化設備をブリティッシュ・コロンビア州キティマットに建設し、2020年代中頃からアジアを中心にLNGを供給する。

天然ガス液化設備の総開発費は140億米ドルを見込み、三菱商事は持分比率と同じ15%分の開発費を拠出。年間210万トンを引き取る。

また、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を通じて日本政府から支援を受け、ブリティッシュ・コロンビア州で原料ガスを供給、同国で上流から中流事業にわたる一貫した天然ガスバリューチェーンを構築する。