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大阪港の外貿貨物取扱量、4か月連続減少、15年12月

2016年3月31日 (木)

調査・データ大阪市は3月30日、昨年12月の大阪港の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は710万トン(前年同月比0.6%増)で、このうち外貿貨物は304万トン(0.2%減)と4か月連続の減少、内貿貨物は406万トン(1.2%増)と3か月連続の増加となった。

入港隻数は1962隻(3.4%増)、総トン数は881万総トン(0.1%減)で、このうち外航フルコンテナ船は285隻(3.1%減)、内航フェリー船は159隻(1.2%減)。

外貿貨物のうち、輸出は84万トン(0.5%増)となり、自動車部品(31.7%減)や非鉄金属(31.5%減)は減少したものの、中国、台湾の取扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・「その他」化学工業品(12%増)、中国の取扱いが増えた「その他」製造工業品(32.4%増)、台湾、香港の取扱いが増加した完成自動車(1.5%増)などの増加で3ヶ月連続のプラスとなった。

輸入は、220万トン(0.5%減)となり、製材(7.1%増)や製造食品(4.6%増)は増加したものの、香港、マレーシア、台湾の取扱いが減少した電気機械(11.1%)、中国の取扱いが減った衣服・身廻品・はきもの(7.4%減)、韓国、中国、マレーシアの取扱いが減少した家具装備品(13.9%減)などの減少により4ヶ月連続のマイナスだった。

外貿コンテナ貨物は輸出が68万トン(1.3%減)と3ヶ月ぶりの減少、輸入が188万トン(7.5%減)と4ヶ月連続のマイナスとなり、月間取扱量は255万トン(5.9%減)だった。コンテナ個数は、輸出が8万3000TEU(1%減)、輸入が9万1000TEU(6.9%減)で月間取扱個数は17万3000TEU(4.2%減)となり、4ヵ月連続の減少。

内貿貨物は移出が183万トン(0.1%増)、移入が223万トン(2.1%増)で、ともに3ヶ月連続の増加となった。

フェリー貨物は263万トン(0.9%減)で2ヶ月連続の減少、乗降人員は6万人(3.8%増)だった。