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大阪港の17年12月貨物量5.2%増、港湾統計

2018年7月20日 (金)

調査・データ大阪市は19日、大阪港の昨年12月の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は763万トンで前年同月に比べて5.2%増加した。このうち外貿貨物は300万トン(1.6%増)、内貿貨物は463万トン(7.6%増)とそれぞれ2か月連続となった。

入港隻数は2009隻(0.9%増)で総トン数は940万総トン(1.1%増)となり、このうち外航フルコンテナ船は289隻(1.4%増)、内航フェリー船は169隻(5%増)だった。

総取扱貨物量の外貿貨物のうち、輸出は85万トン(0.6%減)となり、鋼材(7.9%増)や染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(14.5%増)は増加したものの、中国、香港の取り扱いが減少した再利用資材(28.9%減)や、韓国、中国の取り扱いが減少した電気機械(13.4%減)などの減により、2か月ぶりの減少となった。

輸入は、215万トン(2.6%増)となり、電気機械(3.2%減)や鋼材(10.4%減)は減少したものの、韓国、中国の取り扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(11.3%増)や、ベトナム、中国の取り扱いが増加した家具装備品(15.3%増)などの増により、2か月連続の増加となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が71万トン(1.9%減)と2か月ぶりの減少、輸入が192万トン(3.1%増)と4か月連続の増加となり、月間取扱量は263万トン(1.7%増)だった。コンテナ個数は、輸出が8万4000TEU(4.0%増)、輸入が9万2000TEU(3.1%増)で月間取扱個数は18万TEU(3.6%増)となり、10か月連続の増加となった。

内貿貨物は、移出が207万トン(5.1%増)と2か月連続の増加、移入が256万トン(9.7%増)と2か月連続の増加。内貿フェリー貨物は312万トン(9.4%増)で8か月連続の増加となり、内航フェリーの乗降人員は8万4000人(6%増)だった。