ロジスティクス日本通運は6月28日、同社が「医薬品サプライネットワーク」を構築する上で中核となる国内新設4拠点(東日本、西日本、富山、九州)のうち、西日本の拠点となる「西日本医薬センター」(大阪府寝屋川市)に着工すると発表した。
これに先立つ6月3日には、北九州市で九州医薬品センターの建設に着工。10月には東日本医薬センター(埼玉県久喜市)に着手する計画で、時期は未定だがその後も富山市に医薬品センターを新設する。これら4拠点の建設費用は総額400億円から500億円に達する見込み。
西日本医薬センターは敷地面積が3万2358平方メートル、延床面積は6万3564平方メートルと規模が大きく、同社が保有する国内倉庫としては2017年1月に竣工した「Tokyo-C-NEX」に次いで2番目の規模となる。
着工済みの九州医薬品センターとともに、西日本エリアへの供給拠点としての機能に加え、関西国際空港へのロケーション優位性を活かした原料、原薬の輸入や製品輸出など「国内外の医薬品サプライチェーンを見据えたグローバルレベルでの戦略的拠点」に位置づける。
敷地面積:3万2358.89平方メートル
建築面積:1万7280.02平方メートル
延床面積:6万3564.79平方メートル
構造:鉄筋コンクリート+鉄骨造地上4階建て
設備:免震構造、非常用発電設備、防虫・セキュリティ設備ほか
竣工:2020年10月末
https://www.logi-today.com/343941